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パケット交換機
概要
パケット交換機とは、パケット(小包)化されたデータを、宛先別に振り分ける装置だ。2012年1月25日に発生したNTTドコモの携帯・スマホが通じなくなるトラブルは、新型のパケット交換機の容量オーバーが原因だった。
メールや画像などのデータをやり取りする際、データはそのまま送られるわけではない。携帯キャリアの割引サービスでもよく聞かれるが、パケットという単位に分割されて送られている。
歴史
あらゆる場所でデータのやり取りが行われるインターネットの歴史は、1960年代後半から米国・国防総省が構築したARPANetから始まった。1ヵ所に核攻撃を受けても、全体が止まらないシステムを目指して開発された。このARPANetの通信で規定されたのが、TCP-IPというパケットを使う方式だ。
パケット交換機の仕組み
データが端末などから送られるときは、特定の大きさに分けられたパケットが作成される。パケットには分けられたデータの順番と、相手と自分の宛先が書かれた情報、そして送られるデータが入っている。パケットの大きさはシステムにもよるが、おおよそ1パケットあたり128バイトとなる。
分割されたパケットを振り分けるのがパケット交換機だ。回線の混雑具合を判別し、早く送ることができる回線を見つけて送り出す。バラバラになったパケットは、相手の端末にたどり着く前に、再びパケット交換機を通る。このパケット交換機は、送信者から到着したパケットを、順番通りに並べ替えて相手の端末に送り届ける。
パケット通信と電話回線が異なるのは、1本の回線に複数のデータを乗せられるかどうかだ。パケット通信では、データのやり取りが発生した時点で、空いている回線を利用する。また、パケット毎の送信なので、1つの回線に複数のデータを乗せることができる。電話回線の場合、一旦回線がつながれると占有されて他の通話を送ることはできない。
スマートフォンは、インストールされているアプリケーションによって位置情報などが送られるため、いわゆる「ガラパゴス携帯」よりも格段に通信量が多くなっている。
2011年12月~2012年1月にNTTドコモで発生した一連の通信トラブルは、大まかにいえばスマートフォンのデータ通信が非常に多くなったことにある。ただでさえ位置情報を頻繁に送信するアプリケーションを備え付けたスマートフォン、その端末自体が普及したのだから起こるべくして起こった、とも言えるだろう。
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