月島食道楽:サニーサイドカフェ

ランチで食べられる生ハムのオープンサンド。セットでサラダとコーヒー・アイスがつく(\950)。「できる範囲でおいしいものを」というスタンスでオーナーが選んだこだわりの品だ

第36回「サニーサイドカフェ」

「自宅のリビングにいるように」リラックスできる店

2014/4/10

 月島の大動脈・清澄通りの横道を入ってしばらくすると見えてくる水色の扉。店内は、メニューや照明、椅子など、しゃれたインテリアが落ち着いた雰囲気を醸し出している。「居心地がよく、自分の家のリビングにいるような感覚で」というコンセプトのお店だ。


 月島・佃でもんじゃ以外のお店を紹介する「月島食道楽」。36回目は、リラックスできる空間を演出する「サニーサイドカフェ」を紹介する。

「自宅のリビング」をイメージした店内
「自宅のリビング」をイメージした店内

 同店は2013年11月にオープンした。幼馴染のオーナー2人が「喫茶店をはじめたい」と話したことがきっかけだ。1人は著名な喫茶店で店長を経験し、もう1人は外資系の企業で働き、米国に留学した。その後、お互いの夢だった喫茶店経営を始めることに至ったという。

チーズカレーは店の定番になりつつあるメニュー
チーズカレーは店の定番になりつつあるメニュー

 メニューは「高級食材を使うより、できる範囲でおいしいものを」というコンセプトでそろえられている。ランチのチーズカレーは、オーナーが米国留学時に、普段米を食べない米国人がチーズカレーを喜んで食べていたことにヒントを得た。玉ねぎをじっくりと炒め、キノコを出汁に使うなど、店ならではのこだわりがある。ルー自体のまろやかさに、チーズの味わいが加わり、独特のコクを作り出している。


 生ハムのオープンサンドも目玉メニューのひとつ。パンは老舗ベーカリー「築地折峰」から取り寄せているもの。ふっくら焼きあげられていて香ばしさがよく出ている。イタリア産の生ハムは、塩のみを使い自然の風だけで乾燥させたもの。サラダにはクリーミーナッツのドレッシングを使用。自分の舌でおいしいと思うものを揃えたオーナーのこだわりを実感できる。


コーヒー豆は札幌から調達。アイスは甘すぎないのが特徴だ
コーヒー豆は札幌から調達。アイスは甘すぎないのが特徴だ

 「月島にはスイーツを食べられる店が少ない」と感じたオーナーが出したアイスは、ひそかな人気。1950年代から続く神谷町の老舗アイス店から調達したもので、ストロベリーやピスタチオなど着色料をつかわずに天然の素材がそのまま使用されている。味も甘すぎず、昼のセットメニューに、ちょうど良いアクセントとなっている。


店にある珍しいペンやカードを購入して大切な人にメッセージを書いてみてはいかがだろうか?
店にある珍しいペンやカードを購入して大切な人にメッセージを書いてみてはいかがだろうか?

 店の片隅には、カードやペンなど文房具が置いてある。米国から調達したものや、北九州にある文具メーカー・HIGHTIDE(ハイタイド)のものなどがあり、見ているだけでも楽しい。「リラックスすれば、友人や家族など誰かを思って手紙やメッセージを書きたくなる人もいるのでは」とオーナー。そこで気軽に店で書いてもらおうと、カードやペンなどを販売している。


 訪れた客に「リラックスしてほしい」という思いは、「イングリッシュカフェ」という取り組みにも表れている。ワンドリンク1000円でネイティブの米国人講師と1時間会話するというイベントだ。「英会話には様々なスタイルがあるし、リラックスしながら英語に慣れてもらえれば」(オーナー)という試みだ。参加者も少しずつ増えているという。


 居心地の良い空間という言葉がまさにぴったりとあてはまるカフェ。仕事でつかれたとき、友達とお話ししたいとき、1人でゆっくりしたいとき…こだわりの料理やアイスを食べながらリラックスできるだろう。

(山下雄太郎)
サニーサイドカフェ

サニーサイドカフェ
住所:東京都中央区月島2-17-10
電話番号:03-6225-0754
営業時間:月~木9:00~19:00(ラストオーダー)
 金・土9:00~22 :00
定休日:日
URL: http://www.sunnysidecafe-tsukishima.com/