月島食道楽:PONTE CENTRO

溶けたチーズ、トマトソース、バジルの葉、そして生地の香りが食欲を刺激するマルゲリータ(\1380)。
店の看板メニューだ

第24回「PONTE CENTORO」

リバーシティをにぎわせる本格的なピザの店
2013/2/28

 月島・佃でもんじゃ以外のお店を紹介する「月島食道楽」。第24回目は窯で焼いた本格的なピザを楽しむことができるイタリアン・PONTE CENTORO(ポンテ・チェントロ)だ。


 新しい高層マンションが立ち並ぶ佃・リバーシティ。このリバーシティにあるイタリア料理店「PONTE CENTORO」は、お昼のピーク時にお店の外に行列ができるほどの人気店だ。店内のオシャレな雰囲気からか、リバーシティの高層マンションに住んでいるだろう佃マダムたちが、子供連れで優雅にランチをする姿をよく見かける。12時きっかりに近隣の会社を出てきたサラリーマンでは、店に入れないこともしばしば。


PONTE CENTOROの店内。洗練された
店内のインテリアも人気の理由の1つだ
PONTE CENTOROの店内。洗練された店内のインテリアも人気の理由の1つだ

 看板料理のピザを注文すると、店の人が華麗な手さばきで、生地を広げて作る様子を、カウンター越しに眺めることができる。薄手の生地を専用の大きな窯でおよそ1分半、窯の中で焼く場所を変えながら一気に焼く。


 運ばれてきたピザ「マルゲリータ」は、ピザの基本中の基本ながら、そのためにピザの味を純粋に楽しむことができる。とろとろに溶けたチーズ、トマトソース、バジルの葉の彩りはシンプルながら、生地自体の芳ばしい香りがフワッと漂って食欲を刺激する。


 香りに誘われて早速、一口食べてみると、溶けたチーズとトマトソースがよく絡んで、まろやかな味わいと、口いっぱいに広がる香りが絶妙なバランスを醸し出している。薄手の生地も、口触りとして強く主張はしないが、やはり生地特有の香りがあり、素材のおいしさを引き立てている。生地の外縁は具材の下にある部分とはまた違った焼け方をしており、こぶにある焦げ目が味にアクセントを加え、合わせて全体との調和を取っている。「ピザは片手でもって口に運べるため、食べやすい料理です。味は絶対に自信があります」と店長の野田勝さんは胸を張る。

ピザを石窯で焼く様子。窯の火の温度の違いを
活かすことで、ピザの焼き方にも工夫をこらしている
ピザを石窯で焼く様子。窯の火の温度の違いを 活かすことで、ピザの焼き方にも工夫をこらしている

 洗練されてオシャレな店内に惑わされがちだが、実はボリューム感があるのもこの店の特長だ。ランチメニュー(ピザの場合)では、一人で食べるサイズとは思えない絶品ピザのほかにお代わり自由のパン、大きめの皿にサラダ、コーヒーがついて1000円という良心的な価格だ。「他で出しているものより量があると思う。これはしっかり食べてほしいというのがシェフの希望から」と店長の野田さん。ランチで出しているパンは軽井沢にある有名店・浅野屋のものと、メインではない食材でも一切気を抜かないこだわり。


 「イタリアン」といえば、パスタも欠かせない。ニンニクとオリーブオイルがよくパスタとからむアーリオオーリオ(写真)も人気のメニュー。ほかにも、トマトのペスカトーレ、さらにナスとベーコンのトマトソースなど定番のトマトソース系のパスタも鉄板のメニューだ。

ペペロンチーノ アーリオオーリオ。にんにくと
ルコラ、トウガラシが香ばしさを引き立て、食欲をそそられる
ペペロンチーノ アーリオオーリオ。にんにくと ルコラ、トウガラシが香ばしさを引き立て、食欲をそそられる

 春・桜の季節になると、リバーシティにも人の流れができる。ここPONTE CENTOROも客の入りは増えるという。しかし野田さんは「どこか1店舗だけ盛り上がっても、佃の街の活性化にはらない。佃の街全体が盛り上がってほしい。その一助になれれば」と話す。地域のつながりを大切にしながら、今日もボリュームのある最高のピザをふるまうPONTE CENTRO。そうした心意気も、行列ができる秘訣の1つに違いない。

(山下雄太郎)
PONTE CENTRO

PONTE CENTRO
住所:東京都中央区佃2-1-6 M-SQUARE 1F
電話番号:03-5547-3030
営業時間:11:30~22:30(ラストオーダー 21:30)
定休日:年末・年始
URL:http://www.trattoria-italia.com/ponte_centro.html