月島食道楽:魚仁

親父のおまかせ盛 \2000(左)、マグロの切り落とし\500(右奥)、マグロのかま焼き\800(右手前)。
このボリュームでこの値段だ。

第9回「魚仁」

「安くて」「ウマい」粋なマグロを豪快に食べ尽くす!
2011/10/24

 夕方、月島の清澄通りを歩くと、何やらおいしそうな魚のにおいと、賑やかな声が聞こえてくる…。月島にある「もんじゃ」以外のおいしいお店を紹介する「月島食道楽」第9回は「魚仁」。活きのいいマグロなど築地で仕入れた魚を豪快に食べられる“大衆”居酒屋だ。

まだ17時半と早い時間にもかかわらず満席の店内
まだ17時半と早い時間にもかかわらず満席の店内

 「安くて、うまくて、はやいのが一番」と話すのはこの店の主人、佐瀬仁志さん。以前は魚屋に勤めていて、10年前にこの店を始めた。毎朝リアカーで築地に足を運び、仕入れた活きのいい魚をその日のうちに店に出している。


 メニューで一番人気なのは「親父のおまかせ盛」。マグロを中心とした三点盛りを2000円で、すぐ近くの築地で仕入れてきた新鮮な魚をお腹いっぱいに食べることができる。また、マグロのかま焼きは、これまた新鮮で分厚いかまをじっくりと焼くことで、骨周辺に付いた貴重で濃い味の肉をばっちりと味わうことができる。

店主の佐瀬仁志さんが捌くのは活きのいいマグロ。
鮮度重視で選んできたものを切り落としていく   店主の佐瀬仁志さんが捌くのは活きのいいマグロ。

店主の佐瀬仁志さんが捌くのは活きのいいマグロ。 鮮度重視で選んできたものを切り落としていく

 店の開店は17時。しかし開店してすぐに席が埋まっていく。店内は広いとは言えないが、賑わうお客さんの笑い声が絶えない。常連の客には芸能人もおり、店中にはサインがあちこちに書かれている。やはり古今東西「安くて」「ウマい」ものには、人を惹きつける強い力があると実感させられる。


 「新鮮で活きのいいものをお客さんに出すことを信条としている」と佐瀬さん。お客さんに「安い」と喜んで食べてもらうことが何よりの喜びだ。「うちの店ではたくさん食べて、2000円、3000円というのが当たり前」と胸を張る。


 お店は年中無休で佐瀬さん自身も休まない。しかし“お客の笑顔が原動力”といい「疲れる仕事でもない」とそのことに意を介さない。人を喜ばせたい性格は根っからのようだ。そんな主人が捌くマグロの数々。ぜひ、自らの舌で思いのままに味わっていただきたい。

(山下雄太郎)
魚仁

魚仁
住所:東京都中央区月島3-12-5
電話番号:非公開
営業時間:17:00~23:30
定休日  :無休