特集 実地調査! 東京23区!
電波・通信速度を計測
中央・品川・大田・江東

2014/10/6  1/6ページ
今回計測した区(中央区、品川区、大田区、江東区)

4G回線の整備が進む東京23区。「つながりやすくなった」と謳うキャリアの宣伝をよく耳にすることが多くなったが、実際のところ、どうなのか。NTTドコモ、au、ソフトバンクのスマートフォンをレンタルして東京23区の名所を歩き、それぞれの場所の電波の入り具合や通信速度を調べてみた。

3キャリア、同じ方法で計測


 「HH News & Reports」の編集記者チームではNTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアのスマートフォンを使い、東京23区の名所で電波の入り具合・通信速度を調べた。計測期間は2014年9月9日~9月12日。使用したスマートフォンは、Xperia™ GX SO-04D(NTTドコモ)、HTC J butterfly HTL21(au)、MOTOROLA RAZR™ M 201M(ソフトバンク)。端末のレンタルサービスを行う企業から借りた。この端末にした理由は、端末の高速回線の通信速度がどこもおよそ同じレベル(ドコモ→下り最大75Mbps・上り最大25Mbps、au→下り最大75Mbps・上り最大25Mbps、ソフトバンク→下り最大76Mbps・上り最大10Mbps)であったためだ。

23区の様々な場所で各キャリアの電波や通信速度を計測
(左からNTTドコモ、au、ソフトバンクの端末)

 計測は、アプリ「スピードチェッカー」をダウンロード。23区それぞれの場所に行き、地上から1.2mの位置に端末を垂直に構えて通信速度(上り=インターネットに端末のファイルをアップロードする速度、下り=インターネットから端末へデータを落とす速度を指す)をみるといったもの。それぞれのキャリアの端末を3回計測し、上り・下りで2番目に大きい値をとるようにした。電波の入り具合は計測時のアンテナ表示が何本立っているかを観測(各端末ともアンテナ表示4本が最高)。4日間、天気はそれぞれちがったものの、各地における「電波のつながりやすさ」「通信状況」の特徴を調べることができた。


銀座、しながわ水族館、羽田空港などを調査


 9月9日火曜日の午後から計測を開始。この日は晴れから徐々に曇っていく天候だった。まずは弊社のある中央区。中央通りと晴海通りが交わり、銀座和光の時計台が印象的な銀座の中心地・銀座4丁目の交差点で計測を行った。 銀座4丁目交差点は東京メトロ銀座線A2出口を出てすぐ目の前にある。

中央区にある銀座4丁目交差点の計測結果
中央区にある銀座4丁目交差点の計測結果

 計測した時刻は12時半と、丁度お昼時で人が混雑する時間帯だ。電波の入り具合はauが4本、ソフトバンクが3~4本と安定していたが、NTTドコモは1~2本とつながりが悪かった。一方、通信速度も、NTTドコモは上り4.64、下り3.76。auが上り15.36、下り21.28。ソフトバンクは上り8.56、下り26.50(値は全てMbps)となった。お昼時の人出の多さが影響したのか、ドコモのつながり具合、通信速度の低さが目立つ結果となった。


 次に品川区に移動。品川では遠足などでいった人も多いと思われる「しながわ水族館」で13時半に計測を行った。しながわ水族館は品川駅から京浜急行で10分の場所にある大森海岸駅を降りて徒歩約8分で行くことができる。

普段は子どもを中心ににぎわうしながわ水族館の計測結果
普段は子どもを中心ににぎわうしながわ水族館の計測結果

 この日、水族館自体はあいにくの休館日となった。電波の計測結果は、ドコモが4本、ソフトバンクが4本とつながりやすさが目立ったが、auが1~2本とつながりにくい印象。通信速度の場合、NTTドコモは上り7.60、下り28.59。auが上り4.96、下り16.59。ソフトバンクは上り8.72、下り42.52という結果に。全体的にソフトバンクのパフォーマンスの良さが目立っていた。


 しかし次の計測では逆の結果となる。大田区にある空の玄関口・羽田空港国内線ターミナル。スーツケースを片手に忙しなく移動する人が多い場所で14時半に計測を行った。羽田空港へは品川駅から京浜急行エアポート急行に乗り、20分程度で行くことができる。

旅行を控える人が忙しなく行きかう羽田空港国内線ターミナルの計測結果
旅行を控える人が忙しなく行きかう 羽田空港国内線ターミナルの計測結果

 ここでの電波の入り具合は、NTTドコモが4本、auが3~4本と高パフォーマンスを見せていたものの、ソフトバンクは高速回線を拾うことができず、3Gで4本。ソフトバンクには分の悪い結果となった。一方、通信速度はというと、NTTドコモは上り10.80、下り17.58。auは上り1.84、下り28.39。ソフトバンク上り1.52、下り3.02となり、こちらもソフトバンクの通信速度の遅さが気になる結果となった。


 この日最後に計測したのが、江東区豊洲公園。計測時間は17時とあって夕暮れの美しさについ見とれてしまう。マンションの建設ラッシュが進む江東区豊洲で計測を行った。豊洲公園は、東京メトロ有楽町線豊洲駅(有楽町駅から有楽町線で約10分)から徒歩2分の場所にある。

夕焼けのきれいな江東区豊洲公園の計測結果
夕焼けのきれいな江東区豊洲公園の計測結果

 電波の入り具合だが、NTTドコモが1~3本、auが2~4本、ソフトバンクが1~4本と、電波の入るときと入らないときがあり、各社安定していなかった。通信状況はというと、NTTドコモは上り3.52、下り6.22。auは上り11.52、下り12.93。ソフトバンク上り6.64、下り17.83。ソフトバンクの下りの速度が少し目立ったものの、どのキャリアもパフォーマンスの高さをあまり感じることはできなかった。

>>次回は練馬・杉並・中野・新宿・渋谷区


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