ウェアラブルは本当に「ポスト・スマホ」? 2013年のスマホ・バズワード
オリンピック招致でのフリーアナウンサー、予備校講師、ドラマの主人公の決め台詞など、2013年は流行語が例年になく多い年となった。流行語には引けを取らないIT業界も、以前にまして独特の用語が飛び交っている。
特にスマートフォンに絡んだ用語が顕著である。だが、ビジネスの数ほどあるIT用語でも、明確に定義や合意がない言葉、平たく言えば「バズワード」については、「なんとなく使っているけど、説明しろ、と言われたらよくわからない」という人も多いのではないだろうか?
2013年のスマホ事情をIT用語とともに振り返り、次の年にはどうなっていくか、追ってみたい。
スマホの席巻、発展
電車内では、Kindleで本を読む人がいれば、iPadで一生懸命ソリティアをプレイしている人もいる。後はスマホを一心に見つめている…。
ポケベルからケータイ、そしてスマホの浸透。無線通信インフラの整備や、PC並みの性能を持つようになった小型端末の普及で、一昔前の「ケータイ」とは様相が異なってきている。「SMD(Smart Mobile Device)」という言葉は、そんな時代を反映している。タブレットPCやスマホなど、携帯するコンピュータ機器の垣根はほとんどなくなりつつある。
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| スマホ・タブレット…。全てのPCがSMD化しつつある |
2000年代前半には「ネットブック」と呼ばれた小型ノートPCもあった。キーボードと8インチ程のディスプレイが分離できるようなスタイルで、「フルスペック」のPC。Intel日本法人のインテルは、これを「MID(Mobile Internet Device)」として推進していた。2007年に出された記事を見てみると、携帯電話とPCの距離をいかに縮めていくか、ということが主眼になっている。
翻って現在のノートPCは、といえば「Windows 8」で「タッチパネル式のディスプレイ」、ディスプレイは外せてタブレットPCのように利用できる、というのがビジネスユースでの主流だろう。インテルが「MID」として予測していたものは、スマホ(というよりタブレットPC)の圧倒的な普及によって影をひそめてしまった感がある。
MIDにしろSMDにしろ、「高性能PCを、より人が使いやすい形にしていく」というのが目的にあるだろう。最新技術や技術の組み合わせの結果、「PCの小型化」でユーザのニーズに合致したものが、「スマートフォン」という形で出てきたのかもしれない。
アプリ開発に不可欠となったBaaS
最近あまり使われなくなったフレーズに、「○aaS」がある。「クラウド・コンピューティング」の言葉とともにSaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)、などが出てきた。
CRM(Customer Relationship Management、顧客管理)サービスをネットワーク上から提供するSalesforce.comが注目を集めたが、現在はほとんど当たり前のサービスになっている。
特にゲームアプリなどは、クライアント側のみの処理で済ませるものはほとんどない。ユーザ同士のコミュニケーションや、アプリのアップデート、課金システムも含め、サーバとのやり取りが欠かせない。
ただ、アプリを開発する際に、開発者がサーバシステムまで作りこむと、慣れていないエンジニアには面倒な作業になる。また、アプリのリリースまでにかなりの時間がかかってしまうという。
そこで登場したのが「BaaS(Backend as a Sarvice)」だ。スマホなどのデバイスがアクセスするサーバ(バックエンド)に共通のシステムを持たせ、業務処理をするサービスである。アプリ開発側でサーバ機能をスクラッチ開発する時間が削減されるため、短期間でのアプリ開発が期待される。
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