ウェアラブルは本当に「ポスト・スマホ」? 2013年のスマホ・バズワード

2013/12/16  1/3ページ

オリンピック招致でのフリーアナウンサー、予備校講師、ドラマの主人公の決め台詞など、2013年は流行語が例年になく多い年となった。流行語には引けを取らないIT業界も、以前にまして独特の用語が飛び交っている。

 特にスマートフォンに絡んだ用語が顕著である。だが、ビジネスの数ほどあるIT用語でも、明確に定義や合意がない言葉、平たく言えば「バズワード」については、「なんとなく使っているけど、説明しろ、と言われたらよくわからない」という人も多いのではないだろうか?

 2013年のスマホ事情をIT用語とともに振り返り、次の年にはどうなっていくか、追ってみたい。

スマホの席巻、発展


 電車内では、Kindleで本を読む人がいれば、iPadで一生懸命ソリティアをプレイしている人もいる。後はスマホを一心に見つめている…。


 ポケベルからケータイ、そしてスマホの浸透。無線通信インフラの整備や、PC並みの性能を持つようになった小型端末の普及で、一昔前の「ケータイ」とは様相が異なってきている。「SMD(Smart Mobile Device)」という言葉は、そんな時代を反映している。タブレットPCやスマホなど、携帯するコンピュータ機器の垣根はほとんどなくなりつつある。

スマホ・タブレット…。全てのPCがSMD化しつつある
スマホ・タブレット…。全てのPCがSMD化しつつある

 2000年代前半には「ネットブック」と呼ばれた小型ノートPCもあった。キーボードと8インチ程のディスプレイが分離できるようなスタイルで、「フルスペック」のPC。Intel日本法人のインテルは、これを「MID(Mobile Internet Device)」として推進していた。2007年に出された記事を見てみると、携帯電話とPCの距離をいかに縮めていくか、ということが主眼になっている。


 翻って現在のノートPCは、といえば「Windows 8」で「タッチパネル式のディスプレイ」、ディスプレイは外せてタブレットPCのように利用できる、というのがビジネスユースでの主流だろう。インテルが「MID」として予測していたものは、スマホ(というよりタブレットPC)の圧倒的な普及によって影をひそめてしまった感がある。


 MIDにしろSMDにしろ、「高性能PCを、より人が使いやすい形にしていく」というのが目的にあるだろう。最新技術や技術の組み合わせの結果、「PCの小型化」でユーザのニーズに合致したものが、「スマートフォン」という形で出てきたのかもしれない。


アプリ開発に不可欠となったBaaS


 最近あまり使われなくなったフレーズに、「○aaS」がある。「クラウド・コンピューティング」の言葉とともにSaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)、IaaS(Infrastructure as a Service)、などが出てきた。

CRM(Customer Relationship Management、顧客管理)サービスをネットワーク上から提供するSalesforce.comが注目を集めたが、現在はほとんど当たり前のサービスになっている。


 特にゲームアプリなどは、クライアント側のみの処理で済ませるものはほとんどない。ユーザ同士のコミュニケーションや、アプリのアップデート、課金システムも含め、サーバとのやり取りが欠かせない。


 ただ、アプリを開発する際に、開発者がサーバシステムまで作りこむと、慣れていないエンジニアには面倒な作業になる。また、アプリのリリースまでにかなりの時間がかかってしまうという。


 そこで登場したのが「BaaS(Backend as a Sarvice)」だ。スマホなどのデバイスがアクセスするサーバ(バックエンド)に共通のシステムを持たせ、業務処理をするサービスである。アプリ開発側でサーバ機能をスクラッチ開発する時間が削減されるため、短期間でのアプリ開発が期待される。

>>スマホの利便性を求めて…


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