Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

2014/3/10

雪の富山で感じたもの

 2014年2月、雪の富山市に行ってまいりました。特集「地方自治体とICT」について取材するためです。取材日の前日は東京で雪がパラついて欠航もかなり出ていたので、当日の出発を心配していました。しかし結局は晴れたため、着陸に時間はかかったものの無事到着しました。

 実際に富山市に着いてみると、きれいに整備された“雪化粧の街”の美しさに驚かされました。中心部では富山城を臨むことができ、路面電車が街を駆け抜けています。きれいに整備された道路には、スプリンクラーのように雪を解かすための放水機器が設置されるといった雪国ならではの工夫がされていました。

 しかしこうした美しい景観をもつ富山市にも人口減少の波が近づいています。今回特集で紹介したGISデータも、そうした背景のなかで、少しでも効率的にまちづくりをすすめていくための手段に他なりません。

 今回は、こうしたICTに関する施策だけではなく、まちおこしに関する様々な話を伺う機会に恵まれました。まちづくりとやまが運営する「地場もんや本店」もその1つ。商店街の一角に地場産物を各地域から持ち寄って販売するスペースが設けられています。開店と同時に購入する客や、夕方、会社帰りに購入するビジネスマンがいて、予想外の売り上げがあるとのことです。

 商店街を歩くと一等地に大学生の集まるたまり場「Mag.net」が設けられていました。学生だけでなく地域の住民や、商店街の人、地域の企業がコラボレーションして、様々な企画を行っているとのこと。こうした1つ1つの取り組みが、街の活性化につながっていると実感できました。

 きれいな街並みと、自治体が活用するICT、そしてまちづくりや街の活性化に真剣に取り組む人々…。雪の富山市で見たもの・感じたものはどれも印象深いものでした。

(山下雄太郎)