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Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

2013/11/05

インターネットを「持ち歩く」日常

 テザリングしていますか?

 テザリングというのは、モデムとして携帯電話やスマートフォンをつかってPCでインターネットを行うことです。最近はタブレットPCがはやっているせいか、よく耳にします。ちなみに、私はUSB経由のテザリングならかなりの昔からしていました。初めてテザリングをしたのはウィルコムから出たPHS「AH-K3001V」、通称・“京ぽん”でした。

 確か2004年頃でしたから、もう10年近く前になります。初めてノートPCを買って、うれしさのあまりに意味もなく持ち歩いて、外でつなげて…したことはオンラインゲームですが…感動でした。当時は、テザリングなんて言葉を使っていませんでしたが。

 インターネットを持ち歩くという感覚は、わずか15年前までは夢のようなことでした。2000年に入って、3G回線の普及で遅いながらもそれが可能になってからは、あっという間に技術は進化して、いまでは持ち歩けないことが不便に感じるほど。

 人間の欲とは実に恐ろしいものです。

 今では無線経由の接続で、ちょっと前までの高速インターネットと言われたブロードバンドクラスの速度が出ないと、下手したら「遅い」とすら言われてしまいます。50Mbps程度は当たり前、100Mbpsクラスもちらほら出ていて、実験では1Gbpsクラスの速度すら出ています。

 そうなると気になるのは通信容量制限です。通信速度が遅ければ上限に達するのも大変なので気になりませんが、通信速度が速くなれば早く制限に達することになります。ただただインターネットをしたり、動画を見たりするだけならばそう簡単に制限に達することもないでしょう。しかし、テザリングなどをした場合、ソフトのアップデートやダウンロードなどは、今ではギガ単位のものも珍しくありません。こうした利用があればすぐに制限にひっかかってしまいます。

 とは言え、高速なインターネットを持ち歩くという美蜜を味わってしまった人間が通信容量制限のために、技術的な後戻りをするとは思いません。そうなれば、こうした容量制限を設けなくとも、快適にインターネットが使えるようにユーザが求めてくることは、火を見るよりも明らか。そのためにも、さらなるインフラ整備が進められることを願ってやみません。

(井上宇紀)