Editor’s note:「時は流れて…」:HH News & Reports:ハミングヘッズ

Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

2012/8/20
「時は流れて…」

「時は流れて…」


 街中でよく見かけるようになってきたデジタルサイネージ。今回取材したデジタルサイネージは私自身も数年前から追いかけており、個人的にも注目しているメディアです。デジタルサイネージの祭典「デジタルサイネージジャパン(DSJ)」にも毎回、足を運んできました。

 2009年のDSJでは広告市場の伸びや通信インフラの拡充を取り上げていました。当時はデジタルサイネージを使った広告売上の増加も顕著で、ユーザの関心を引く広告をいかに打つかに注目が集まっていました。

 また、2011年のDSJでは東日本大震災時に役立ったデジタルサイネージに話題が移ります。平常時にはディスプレイに広告を出しているデジタルサイネージが、非常時になるとニュースなどの情報を配信するという「公的な役割」に会場の注目が集中していました。

 そして2012年。特集「デジタルサイネージ 飛躍への一歩を探る 」の取材では「ソーシャルの波」がデジタルサイネージにも押し寄せていることを実感しました。デジタルサイネージに表示された情報を、SNSを使ってスマートフォンで発信したり、デジタルサイネージ自体にもSNSを表示させるといった「デジタルサイネージとSNSとの連携」が重要性を帯びています。

 時代背景によって求められる要素が違いますが、デジタルサイネージはユーザのニーズに対応していくかたちで社会に根をはりつつあると思います。

 また日常に目を向けてみると、数年前に追いかけて始めた頃と比べて随分とデジタルサイネージの活躍の場を見かけるようになりました。先日、私のなじみの美容院にも、様々な髪型の紹介などを表示したデジタルサイネージが設置されていましたし、よく利用している池袋駅の構内にもデジタルサイネージを利用した自動販売機が置いてありました。そう、いつの間にか、私たちの身のまわりにはデジタルサイネージが溢れるまでになっているのです。

 今年4月に開業したばかりの商業施設「渋谷ヒカリエ」にも最新のデジタルサイネージが配置されています。渋谷の1日の気温や天気の変化、時報などを、プラネタリウムのようなデザインのコンテンツにして配信。まさに「場を演出」するための最先端のツールとして使われているのです。

 これからオープンする最新の流行スポットには、もはやデジタルサイネージが必要不可欠なのかもしれません…。

(山下雄太郎)