Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

2012/5/7
「コンテンツのあり方は?」

「コンテンツのあり方は?」


 「2012年、波乱の電子書籍」では、取材を進めるにつれて「本とは何か」が大きく問われていることを実感しました。

 「電子書籍」というより「本のデジタル化」の取り組みをさかのぼっていくと、約30年。本自体の歴史として見れば「浅い」ものでしょう。

 しかし、状況は確実に変わってきました。CDからiPod、固定電話からガラケー、そしてスマホへ。電子書籍も同じく、ネットワークを利用したサービスとして確立していくと思います。これから育ってくる子供たちも、iPadやキンドルが最初に触った本になるかもしれません。

 電子書籍に絡めたインタビュー「コンテンツのあり方と、未来」で境真良氏は「全てのコンテンツはエンターテインメントに還元されていく」とおっしゃっていましたが、果たして「本」というものがどうなっていくのか、現時点では全く想像がつきません。個人でも組織でも、アウトプットの方法が、読者やスポンサーが「金を払ってでも」というものを作ることには変わりないのかな、と思います。

 文章を書いて人様に提供をする身として、「電子書籍」に絡む動きは人ごとではありません。色々考えさせられた特集でもありました…。とにかく走り続けるのみ!

(中西 啓)