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「通信のこれからは…」
あの地震からもうすぐ1年が経とうとしています。
携帯電話がようやく普及し始めた1995年の阪神淡路大震災の頃に比べれば、Twitterでのやり取り、放送メディアのユーストリーム配信など、インフラや端末の進化は目を見張るものがありました。一方、これまでの取材を通じて聞こえてくる声の中には、「阪神の経験を活かせていたとはいえない」というものもいくつか見受けられました。
こうした話を聞いて頭に浮かぶのが、数年前からIT業界周辺で言われている「ユビキタス社会」です。誰もがITの利便性を受けられる環境、という意味に帰結すると思いますが、17年前から見ても現在のテクノロジーは確実に実現できるだけのものを持っていると思います。
通信の最終形は、特集でも触れていますが“空気”のような存在になることでしょう。ですが、そのような社会はまだまだ先になります。今回の特集「スマホはどうつながっている?」は、発達段階で絡み合ったコードのように複雑に見えてしまう通信の仕組みを、いくばくかでも解きほぐし、「ユビキタス社会」といわれる環境がどのような技術を土台に成り立っているのかを理解したいと考えて企画を進めました。
普段私たちが使う通信だからこそ、その基本を知っておいて損はないと思います。
