Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

2012/1/10

「新春を迎えて」

「新春を迎えて」

 本年もHH News & Reportsもろともよろしくお願いします。2011年は驚くほどいろいろなことがありました。さらに言えば明るいニュースよりも暗いニュースの比率が高かった…そう感じます。

 「3.11」は日本史上に刻まれた大きな災厄として、恐らく後世の歴史教科書に何度も出てくることでしょう。そもそも「3.11」は終わっていません。福島では作業員の方が現在も黙々と事態の収拾に向けて命をかけていらっしゃいます。被災を受けた方も元の生活に戻っていません。それでも風は収拾に向けて、少しづつ吹き始めています。

 台風12号、台風15号による被害も深刻でした。「3.11」の印象があまりにも強すぎましたが、多くの方の尊い命が失われたという点において、こちらも看過できない被害でした。

 しかし明るいニュースもありました。なでしこジャパンのワールドカップ優勝は、日本人が持っている新たな可能性を感じさせました。2010年の暮れごろから2011年初頭にかけて流行した児童養護施設に匿名で寄付を行う「タイガーマスク」活動は日本人に残る「良心」を思い出させてくれる、心温まるニュースでした。

 ほかにも、小笠原諸島と平泉が世界遺産として登録され、日本の文化が世界へと改めて発信されるよいきっかけになったと思います。

 昨年の“厄”だけを払い落し、2012年がすべての人にとって幸福あふれる1年になりますように…。

(井上宇紀)