Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

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2011/8/1
「雲の向こう側は、晴れ渡っているのか」

「雲の向こう側は、晴れ渡っているのか」


 今日から8月! うだるような暑さ。道行く人を、鉄板代わりにアスファルトで焼こうとしているのか、と疑いたくなるような太陽の日差し。ジリジリと焼かれた肌から止めどなく噴き出してくる汗は、Yシャツを肌に張り付けて不快感を押し上げます。

 今回の特集を取材していたのは6月中。当時を思い返して頂けば、埼玉県・熊谷市ですでに40度近い温度を叩きだすという暑苦しい記録(記憶?)が甦ってくるはずです。6月は雨ふりで湿度も高く、鉄板焼きというよりは、蒸し焼きでしたが。

 さて雨に打たれ、太陽に追い立てられながら取材を敢行したクラウドの記事はいかがでしたか?関係者の方にうかがったお話の方向性は「問題点も課題点も把握しているが、利便性による利益がそれを上回る」というものが大半でした。ざっくり言えば、リスク&リターンで考えたときにリターンが勝つから利用する、ということです。

 振り返って自分を見てみると、EメールはWindows 98の時代からフリーメール1本、ブログやらSNSはヘビーユーザ。で、これらのサービスはよくよく考えてみると全て「SaaS」に分類されます。…個人レベルでは、大昔からクラウド漬けが当たり前なのです。

 しかしながら、それを企業レベルでそのまま考えてもよいのかわかりません。リスクという観点で見ると、マルウェアをばらまく方もクラウド市場が成熟するまで控えているという話もあります。クラウドのパワーを存分に生かせるDOS攻撃なんかも、主流はまだボット感染PCからという感じもしますし…。

 雲の向こう側が、梅雨を過ぎたあとの夏空のように晴れ渡っていることを祈るばかりです。

(井上宇紀)