Editor’s note 取材や日常生活で記者が感じたことをお伝えします

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2011/7/4
「継続は力なり」

「継続は力なり」


 今回の特集では、地上デジタル放送について取り上げました。実は私は地上デジタル放送が開始する2002年にも一度取材したことがあります。開始当初は2011年7月24日にアナログ放送を停波するなんて、本当だろうか…という印象を受けたことを覚えています。何しろデジタルテレビが数十万円という時代でしたので…。

 しかし、業界が一致団結して取り組んだこともあり、その後のデジタルテレビの普及は目を見張るものがありました。業界が一体となってきた成果、時間をかけてきた成果が如実に表れてきました。「継続は力なり」と言いますが、まさにこの表現が正しいと思います。そしてついに2011年。7月24日を残すのみとなりました。

 そうした時の移ろいを感じていた矢先の東日本大震災…。被災した地域のことを考えると本当に心が痛みます。それでも取材して感じたのは、中継局の受けた被害が想像していたほどは大きくなかったということです

 アナログ停波延期が東北3県で決まったとはいえ、仮設住宅に地デジ対応テレビが設けられるなど、耳を澄ませば復興の足跡は着実に聞こえてきます。

 2011年7月24日をいよいよ迎えます。被災地以外の地域で、アナログ放送が停止します。業界関係者にとっては万感の思いがあると思います。そしてアナログ放送の停波が伸びた被災地の「復興」に向けた取り組みが「継続は力なり」となっていくことを願ってやみません。

(山下雄太郎)