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2014/3/20  1/2ページ

ウェアラブルデバイスの可能性(1)

「身につけるPC」として市場に登場しているウェアラブルデバイス。グーグルグラスのような眼鏡型端末や、ソニーのスマートウォッチのような腕時計型端末など、様々なものが登場している。最新の端末はどんなものがあるのか? ウェアラブルデバイスを開発するメーカや有識者に話を聞いた。

ウェアラブルデバイスの歴史


 ウェアラブルデバイスの歴史を振り返ると、研究自体は1980年代に始まっている。1990年代になると、マサチューセッツ工科大学に在籍したスティーブ・マン氏がカメラを付けたヘルメットやコンピュータを入れたリュックサックを開発して研究成果を発表するなど、注目を集めるようになる。その後、携帯電話やスマートフォンが爆発的に普及。ウェアラブルデバイスも「端末を携帯し、生活のなかで情報を連続的に活用することで、その人自身をいかにサポートできるか」が焦点となっていく。


 ウェアラブルデバイスがここまで大きく注目されたのは、「グーグルグラス」の発表が発端だ。グーグルグラスはメガネを通してみたものを写真や動画で撮影できる他、メールの送受信、ネット検索、目的地の移動のナビゲートなど様々な機能を装着して使うことができる。スマートフォンを使うときのように手を使わずに操作できる便利さ(ハンズフリー)に加え、見た目のおしゃれ感もあって注目度は一気に高まった。


ソニーのリストバンド型端末 スマートバンド


 こうしたメガネ型の端末に対して、ソニーは腕時計型の端末「スマートウォッチ」を2012年から発売している。Bluetoothを内蔵しており、スマートフォンと連動してメールや電話などができるという機能をもつ。


 腕時計型の次にソニーが出したのは、2014年2月にスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2014」で発表したリストバンド型の端末「SmartBand SWR10(以下スマートバンド)」だ。「走る」「電車に乗る」「寝る」「音楽を聴く」「場所に行く」など、スマートフォンを身に着けて行う動作を、全てログに残すもの。スマートバンドは加速度センサーを内蔵し、ユーザが腕に着けることで、「走る」などのいくつかの行動を、よりスムーズにログとして記録できる。


 リストバンドの内部にある「Core」と呼ばれる記憶装置は取り外しが可能で、Bluetoothでスマートフォンと連動する仕組みだ。「ランニングの時にスマートフォンを身につけて走るのが面倒な場合には、スマートバンドを身につけることで、ユーザの負担をかけずにログデータを記録することができます。ログデータは走り終わった後にスマートフォンにフィードバックできます」とソニー広報センターの冨永悠氏は語る。

ソニーのSmartBand SWR10(右)と
専用のアプリ「ライフログ」
ソニーのSmartBand SWR10(右)と専用のアプリ「Lifelog」

 側面にあるボタンを2回押せば感動体験という形で記録を残すこともできる。その他音楽プレーヤーとしても使え、電話やメールがあった時に振動して知らせてくれるなどの機能もある。2014年3月より世界60か国以上で順次発売していく方針だ。


 このほか、腕時計型では、サムスンも同じ展示会で「Gear2」を発表。これまで発売している「GALAXY Gear」のようにハンズフリーで通話やカメラでの撮影ができる機能をもつ。一方でOSがそれまでのAndoroidから、最新のOS「Tizen」に変更するなどの新たな動きを見せているところだ。

>>グローブ型の端末とは?


RPAツール・AIHH

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