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文化庁eBooksプロジェクト特集(1)

文化庁eBooksプロジェクト特集

 
 

 
 

2013/4/18

文化庁の実証実験


 2013年2~3月にかけて実施された文化庁eBooksプロジェクト。これは、国会図書館がデジタル化した資料を、著作権処理をして電子書籍化、民間の書店から実際の配信までを行うという、一連の「電子書籍制作フロー」を実験的に行ったものだ。

 単に複写した画像で終わるだけでなく、テキスト化した文字も組み込むなど、現在流通している電子書籍で行われている作業もなされている。紀伊国屋書店のサイトから無料での配信が行われ、3月3日に終了した。 

 芥川龍之介の『羅生門』、宮沢賢治の『春と修羅』など名作が並ぶ中、ダウンロード数1位だったのは1930年の発禁本『エロエロ草紙』だった。2012年の国立国会図書館デジタル資料アクセスランキングトップだったのは、「タイトルで本は選ばれる」ということが如実に表れた証拠なのだろうか。

 「ただ、興味深いのは、全て無料だったにもかかわらず、ダウンロード数に差が出ていることです。『とりあえずダウンロードする』ということができるにもかかわらず、ダウンロードしないものもあった。これは今後の分析対象になると思います」(文化庁長官官房著作権課・著作物流通推進室)。

 とはいえ、ダウンロード1位のコンテンツに興味をひかれるのは人間の性。早速ページを開いてみよう。

>>気になる中身を見てみると…