500万記事(Justy Finder)の解析でみえた報道の深層

2分でわかるPR上手な「みかん県」(2)

2015/2/17  2/2ページ

 紀伊民報の記事(2014年12月17日付)によると、全国のみかんの「1世帯当たりの購入数量はここ20年で半減」しており、県内でも同様の傾向がみられるという。このことに危機感を抱いた県が県内の市町村や企業に消費を働きかけているという。「みかん王国」の意外な一面がのぞけた。


 収穫量、報道量ともに3番目だったのが静岡県。報道量は154本と他の2県と比べると大きくその数が減少する。「冬の味覚・ミカンの出荷始まる 浜松(静岡県)」(中京テレビ放送)や、「富士市特産『不知火』使ったスイーツ登場」(読売新聞)などシーズン到来を知らせるニュースや商品開発関連の情報が丁寧にフォローされていた。


 今回のJusty Finderの解析からは、みかんの年間収穫量が全国2位の愛媛県が、報道量ではトップになることがわかった。愛媛県出身のみなさん、みかん論争の際には「報道量・PR」の面から口撃してはどうだろう。

(高橋 慧)

【関連カテゴリ】

地域