500万記事(Justy Finder)の解析でみえた報道の深層
ニホンザル&カピバラ 仁義なき入浴対決!(2)
あれ? カツオはどこいった!?
次にふと気になったのがNHK ONLINE22日の記事。
「那須町の動物園『那須どうぶつ王国』では寒さが苦手なカピバラが 温泉につかる様子で訪れた人にもなごんでもらおうと~」
南米出身のカピバラをあえて寒風にさらし集客を図っている、、、冷静になってみると、ずいぶんサディスティックな行為ではないかと思えてきましたよ。もう一本、読売新聞7日の記事。こちらは「いしかわ動物園」です。
「この日は、地元の温泉やユズが提供され、さっそく入浴した 雄のタラと雌のワカメのきょうだいは、心地よさそうな表情を浮かべていた」。
入浴してない別の一匹に、カツオってのがいるのでしょうか。やけに気になります。なんでサザエさんなんだろう。
14年末に目を向けてみましょう。14年11月から12月までの間、カピバラの記事数が急上昇しています。Justy Finderで抽出した57本のうち、報道数の多い媒体ベスト3を調べました。1位:朝日新聞(8本)、2位:NHK ONLINE(5本)、3位:埼玉新聞(4本)。この3社だけで全体の3割を占めていることになります。朝日と違って、読売・毎日・産経など他の全国紙は2本ずつと少なめ。その代わり、埼玉新聞のような地方の新聞社やテレビ局が1~3本と地味に配信しています。カピバラ関連施設が地方に散らばっていることが分かります。「伊豆シャボテン公園」という有名な施設がある静岡県の地元紙・静岡新聞も3本配信しています。カピバラにやさしい媒体です。
米アップルも注目 地獄谷のサル
急上昇するカピバラを背に、ニホンザルは10月にいったん上昇するものの、すぐに落ち込んでいます。10月の底上げ要因を調べたところ、同内容の記事を10社の新聞社が掲載していることが分かりました(配信は共同通信)。引用します。
「ロンドンの自然史博物館は29日までに、『今年の野生生物写真家』コンテストで、長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑で温泉につかりながら米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を見るニホンザルの写真が、人気投票に基づく特別賞に選ばれたと発表した」。
知らぬ間にインターナショナルな存在になっていました。これからはより多くの外国人観光客で賑わいますね。そういえば、地獄谷野猿公苑の14年1月の記事を読むのを忘れていました。さぞポテンシャルのあるニホンザルなのでしょう。中日新聞9日の記事です。
「東京から来たカップルは『サルたちに会うためだけに来ました』と話し、米国人のグループはカメラを手に数時間もたたずむ。(中略)しゃがんで写真を撮っていると、1匹のサルが平気でカメラの前を横切っていく。竹節苑長によると『サルは観光客に興味を持っていない』とのこと」。
わざわざ遠くから来た観光客にお構いなし!今回の対決、記事数ではカピバラに軍配があがりましたが、ニホンザルと人間の関係をひっくり返すような衝撃の事実が最後に発覚したため、結果ドローとします!
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