500万記事(Justy Finder)の解析でみえた報道の深層

芸能人もご用達? 魅惑の立ち食いそば(1)

2015/3/13  1/2ページ

 「元祖ファーストフード」と呼ばれる「立ち食いそば」は、サラリーマンや学生の「早い・安い・うまい」のニーズに長らく応えてきました。そんな「立ち食いそば」に関する記事を、当社検索エンジンのJusty Finderを使って検索してみました。期間は2013年1月から2014年12月までの2年間。さてどのように報道されてきたのでしょうか。

 その結果、73本が検索されました。目を引くのは、最多の9本が検索された2013年4月です。記事を調べてみると9本中5本が、テレビドラマ「めしばな刑事タチバナ」に関する情報でした。城西署の刑事・立花が、B級グルメに関する豊富な知識を同僚刑事や逮捕した容疑者に語るというのが、ドラマの基本的な内容となっているこのドラマ。放送期間は2013年4月から7月。立ち食いそば関連の記事数もドラマの関連記事に連動し、7月には0本となっています。では、さっそく記事を見ていきましょう。


 なんと、4月10日に放送された第1話が立ち食いそばを取り上げていました。立花が窃盗事件の容疑者を取り調べている最中に「立ち食いそばについて大論争を始める」(スポニチ、4月24日)内容でした。

テレビ東京・番組ホームページより引用
テレビ東京・番組ホームページより引用

 この番組の特徴――。それは立花を交えた各登場人物が会話内に、具体的な店舗名をこれでもかと出して、その魅力をアピールしてくることです。立ち食いそばの回でいうと、各登場人物が「富士そば」「梅もと」「越後そば」などの名前を上げて、メニューを紹介していました。扇情的ともいえる番組の勢いに、作家の柚木麻子さんはdot.(朝日新聞出版)4月26日の関連記事で「男気を感じました」と賞賛していました。また、タチバナを演じた主演の佐藤二朗さんも撮影で大量のB級グルメを食べたらしく、「もうロケ弁は(お腹に)入りませんね」(朝日新聞デジタル、4月8日)とエピソードを明かしています。


 2014年7月も6本抽出しています。見てみましょう。「岩下の新生姜~♪」のCMで知られる、漬物メーカー大手「岩下食品」社長の岩下和了さんが日刊SPA!の取材に答え、銀座と日本橋に2店舗を構える「よもだそば」が同社の生姜製品を使って「新生姜天そば」なるメニューを提供していることを紹介。「じゃんじゃん使ってもらいたいですね!」と店への応援なのか、はたまた単なる自社の宣伝なのか、判断に迷うコメントを寄せています。ちなみに岩下さんは、ツイッターで知り合った新生姜ファンのコスプレイヤーから誘われ、アニメ「魔法少女まどかマギカ」のコスプレをしたりする、ユニークな経営者だそうです。

>>哀愁ただようマスオさんの言葉

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