500万記事(Justy Finder)の解析でみえた報道の深層

朝ドラ、健さん…地方を元気にするロケ地(1)

2015/2/17  1/2ページ

 ロケ地――ドラマや映画の撮影で使われる場所だ。実際、「ロケ地」をつかってその土地の良さを伝えようとする報道は多くみられている。ハミングヘッズが誇るニュース検索サイト「Justy Finder」で2013年1月~2014年12月の記事から、「ロケ地」という言葉が含まれる記事を抽出したところ、2013年に1569本、2014年には1269本の記事が出てきた。

あまちゃん効果が目立った2013年

 2013年にロケ地に使われた場所の記事はどこが多かったのだろうか? 記事を眺めて まず目につくのは13年9月。この月の22日に最終回を迎えるNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地で使われた、岩手県久慈市関連の記事が大半を占めた。


 2013年における「ロケ地」1569本の記事の中で、岩手県の記事は337本。特に久慈市をはじめ、三陸海岸や小袖区が紹介されたことで露出がアップした。その久慈市では地元をアピールしようと、クルミをつかった団子や野菜を使った郷土料理「まめぶ汁」やウニ丼がふるまわれたという記事がよくみられた。岩手県内の経済波及効果が2013年度だけで32億8400万円に上るとの試算となるなど、そのインパクトは十分だったようだ。

あまちゃんは岩手県に大きな経済効果をもたらした(写真は岩手県のアンテナショップ)

東京にも恩恵 意気込む地方都市も

 一方、東京都はどうだろう。2013年で調べたところ119本の記事が出てきた。ここでも「あまちゃん効果」を取り上げる記事が…。東京都台東区のアメ横商店街でロケ地になった効果で4年ぶりに年間200万人超えを達成したという報道が12月にあった。まさにアベノミクスならぬ、「あまノミクス」効果といったところだろう。ほかにも映画やドラマで使われた区内のロケ地などをインターネットで紹介する「中央区映像情報まとめサイト」が紹介された記事などで露出している。


 そのほか、「ロケ地候補」として、意気込む様子が見受けられるのは、富山県。2013年4月にはインド映画の富山ロケをしている監督や出演者らが、富山県庁を訪問した記事が掲載。同年5月には富山県の観光課内に「富山県ロケーションオフィス(TLO)」を立ち上げ、映画製作会社にロケ地情報を提供するといった記事がJusty Finderの抽出からもみられている。

>>2014年の「ロケ地」はいかに?

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